2008年12月29日
手作り本を作る その8 ボンドを塗る
切れ込みを入れた背に、木工ボンドを塗り込みます。切れ込みの中にもしっかり入っていくようにブラシを使ってごしごしと擦り込んでいきます。
ここで一度簡易製本機から外して、本文の前後に見返し用紙を入れます。見返し用紙は、本文サイズの倍の大きさの紙を半分に折ったもので、その半分を表紙と貼付けることで1冊の本となります。今回はA4サイズの紙を半分に折ります。紙目はやはり横目です。紙質は本文用紙と異なるものが一般的ですが、あとで糊付けする時にしわにならないような、ある程度しっかりした紙がいいでしょう。この見返しを背側を本文とそろえてもう一度しっかり挟みます。小口側が少しはみだしていても、あとでカットすれば大丈夫です。
この上にさらにグルーガンでホットメルトを塗布します。ホットメルトは熱を加えると溶け、固まっても柔軟性があります。あとでアイロンで溶かすので背全体に行き渡るくらいの量を塗ります。あまり塗りすぎるとはみ出てきたなくなるので程々に。
今回木工ボンドは速乾タイプと通常タイプを使いました。本は紙でできている(ことが多い)ので、水分は紙をふやかしてしわしわになったりしがちです。速乾は水分が少なめなので、強力に接着したい所などポイント的に使うと効果的です。
Posted by ゆるゆる at 18:39│Comments(0)
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